ハンバーグは老逆男女、年齢を問わず多くの人に愛される料理ですね。
ですが、ハンバーグを作るときに「あれ!?パン粉がない!!」なんてということになったことはありませんか?
実は!パン粉を切らしていても心配は無用です!
パン粉の代わりになるものがあれば、美味しくジューシーなハンバーグを作ることが可能なんですよ!
パン粉が無い時には、片栗粉や食パン、お麩や高野豆腐、おからなどがパン粉の代わりとして使えます。
この記事ではパン粉が無いときのハンバーグの作り方や片栗粉などを使う場合に気をつけたいことなどについて紹介します。
「パン粉が無いからハンバーグが作れない!!」と諦めかけていた方も安心してください。
パン粉を使わなくても美味しくハンバーグが作れるので、この記事をぜひ参考にしてみてくださいね。
ハンバーグに使うパン粉の役割や効果って何?
実はパン粉を使用しなくても、代わりになる材料を使えば、ジューシーで美味しいハンバーグが出来上がります。
特に欧米ではもともとパン粉を使用しないハンバーグは一般的で、もちろん好みの差はありますが、肉感が強いとか、食感がちょっと違うと思われるかもしれません。
では、パン粉はハンバーグを作るうえでどのような役割をしているのでしょう?
パン粉をハンバーグに使う理由・効果
ハンバーグにパン粉を使う主な理由、効果は…
- ハンバーグの材料をまとまりやすくする
- ハンバーグの仕上がりを柔らかくする
などです。
このように、パン粉にはハンバーグがより美味しく仕上がる効果があるんですね。
それぞれをもう少し詳しく見ていきたいと思います。
ハンバーグの材料をまとまりやすくする
パン粉はハンバーグの材料のつなぎとして材料がまとまりやすくする役割があります。
肉だけだとどうしても形を整えにくいことが多いですが、パン粉を加えることで、具材がしっかりまとまって形を整えやすくなります。
ハンバーグが柔らかく仕上がる
成形したハンバーグのなかでパン粉に肉汁がしみていきます。
このことによって、ハンバーグが柔らかくジューシーな食感に仕上がります。
パン粉が無いときのハンバーグ作り!片栗粉でも出来る?
パン粉がないときでも、片栗粉を使って美味しいハンバーグを作ることができます。
ハンバーグに片栗粉を混ぜ込む方法や、焼きあげる前に片栗粉を外側にまぶす方法などがあります。
ハンバーグに片栗粉を混ぜ込む場合の効果
片栗粉を加えることで、ハンバーグの材料がより一体となりやすくなります。
「パン粉を使うよりも、片栗粉を入れた方が、食感が滑らかで柔らかく仕上がり、乾燥感が少なくなるため、片栗粉を使うほうがいい」という人もいますよ。
ですが、片栗粉の量には注意が必要で、多すぎるとハンバーグの肉感が薄れてしまいます。
もう一つの効果としては、パサパサ感が少なくなるため、お子様でも食べやすくなることです。
ハンバーグに片栗粉をまぶして焼くメリット
具材をまとめたハンバーグに片栗粉を外側にまぶし、それから焼く方法もあります。
この手法によって、ハンバーグ内の肉汁を逃がさずに閉じ込めることが可能となり、結果的に口当たりが良く、ソースとの相性も向上します。
パン粉も片栗粉もない!代用できるものはある?
ハンバーグを作る時に、パン粉どころか片栗粉も無い!!というときに代用できるものはあるのでしょうか?
大丈夫です!
このパートでは、パン粉、片栗粉の代わりになる食材4つを紹介していきますね。
パン粉や片栗粉の代用品として考えられる4つの食品
- 食パン
- お麩
- 高野豆腐
- おから
①:食パン
パン粉や片栗粉の代わりになる食品の1つ目は、「食パン」です。
パン粉はパンの粉ですから、食パンを細かくすればパン粉の代用になりますよね!
食パンはフードプロセッサーで細かくするか、冷凍したパンをおろし器ですりおろすかすると、パン粉が作れます。
スーパーなどでも生パン粉が販売されていますが、食パンで作るパン粉は「生パン粉」そのものなんですよ。
また、食パンを細かくちぎって牛乳に浸して柔らかくしたものを、肉だねに混ぜ込んで使う方法もおすすめです。
パン粉を購入しても使い切れずに、賞味期限切れになってしまうことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、冷凍した食パンを、おろし器ですりおろしてパン粉にして使う方法です。
パン粉にするパンは、食パンの他にもロールパンを使うのもありですよ!
ロールパンの方が食パンより、きめの細かいパン粉が出来上がります。
たまたま家にあるのがフランスパンのような固いパンでも、細かくして使うので問題ありません。
②:お麩
パン粉や片栗粉の代わりになる食品として2つ目に紹介するのは、「お麩」です。
実は、お麩もハンバーグ作りで、十分にパン粉や片栗粉の代わりになります。
お麩は味やにおいが無く保水力が高いので、ハンバーグのつなぎとして使う場合、肉の味に影響なく、肉汁を閉じ込めてくれます。
そういう意味で、パン粉よりハンバーグに適しているとも言えるかもしれませんね。
お麩もパン粉の場合と同じ様にフードプロセッサーで細かくしたり、おろし器でおろしたりしてハンバーグの肉だねに混ぜ込みましょう。
豆乳(牛乳でも可)にお麩を浸してから細かくして、肉だねに混ぜ込むのがおすすめです。
滑らかな食感のハンバーグになって、とても美味しいですよ!
③:高野豆腐
3つめに紹介するパン粉や片栗粉の代わりの食品は、「高野豆腐」です。
乾物である高野豆腐を常備している家庭も多いと思いますが、高野豆腐もパン粉の代わりになるんですよ。
使い方としては、乾燥した高野豆腐を細かく砕くか、水で戻したものをよく絞って細かくしてハンバーグの肉だねに混ぜるのがよいでしょう。
高野豆腐が肉の旨味と混ざってジューシーなハンバーグになるので、高野豆腐のパサパサ感が苦手という人でも、食感も気になりません。
そして高野豆腐の栄養素を一緒に摂り入れることができますよ。
④:おから
最後4つめに紹介するパン粉や片栗粉の代わりの食品は、「おから」です。
おからは、おからパウダーをパン粉の代わりにしてもいいですし、生のおからでもそのままハンバーグの肉だねに混ぜ込んで使うこともできます。
また、おからの煮物を作ったときに少し残しておいて、そのままパン粉の代わりに使うと、いつもと違った五目ハンバーグの出来上がりです!
おからは大豆から豆腐を作るときに出る搾りかすなので、食物繊維がとても豊富でいいですよ。
食パン、お麩、高野豆腐、おからのどれをとっても、ただパン粉の代わりとして使えるというよりも、素材としての利便性や効能を活かしながら、意識的にハンバーグのつなぎに使いたい魅力があります。
また、上記で紹介した4つの食品以外にも、小麦粉や豆腐、れんこん、ごはんなどもパン粉の代わりとしてつなぎに使うことができます。
ハンバーグを作るけれどカロリーオフしたい時、味や食感に変化を付けたい時など、そのときに合わせて使い分けるとよいと思います。
卵やパン粉がない時に、ハンバーグ作りでマヨネーズで代用できる!
ハンバーグを作るときに、卵やパン粉の代わりにマヨネーズを使うこともできるんですよ!
卵は加熱することによって固まって、ハンバーグの中の肉汁を閉じ込めてジューシーさを保ち、また卵の持っている保水性によって肉ダネを柔らかくしてくれ、肉だねのつなぎの役割をします。
ハンバーグを作るときに卵が入らないと、仕上がりがパサパサしてしまいます。
ところが卵が無いときには、マヨネーズを使うことで、マヨネーズの乳化作用が肉の結合をサポートして、結果として柔らかくジューシーなハンバーグが完成します。
そして、ハンバーグにはみじん切りの玉ねぎが使われますが、玉ねぎをすりおろして加えることでパン粉の代わりになるんですよ。
すりおろした玉ねぎは甘みが増して、肉ダネが結合するのを助けるので、美味しいハンバーグを作ることができます。
この記事のまとめ
この記事では、パン粉や卵が無いときに代わりの食品でハンバーグを作ることができるかについて解説しました。
- パン粉を使わなくても、代わりになる材料を使うことでジューシーかつ美味しいハンバーグをつくることができる
- パン粉の代わりに片栗粉を肉ダネに混ぜ込んだり、焼く前に外側にまぶすなどの方法などがある
- マヨネーズは、卵の代わりとして、またパン粉がない場合のつなぎとして使うことができ、柔らかくジューシーなハンバーグが出来上がる
ハンバーグはいろいろな材料を使うことで、栄養価を高めることも、ヘルシーに仕上げることも、また満足感のある豪華な一皿にすることも可能で、とても変化に富んだ料理です。
つなぎの材料を忘れてしまったり、手元になかったりしても、この記事で紹介した食材を使うことで、慌てずに美味しいハンバーグ作りを楽しむことができますよ!