春の季節の美味しい野菜、春キャベツのベストな保存方法って何がいいのでしょうか?
意外と冷蔵庫で放置してしまうことが多かったりするかもしれませんが、適正な保存方法であれば春キャベツは案外長持ちするんですよ!
この記事では、
- 春キャベツの保存方法
- 春キャベツの保存期間の目安
- 春キャベツが腐っているときの見分け方
など、春キャベツのベストな保存方法について詳しく解説していきます。
春キャベツのベストな適切な保存方法は?
春キャベツを保存する場合に、どんな方法がベストなのでしょうか?
常温、冷蔵、冷凍、それぞれの保存方法についてを紹介していきたいと思います。
春キャベツを常温で保存する
キャベツは比較的涼しい場所を好むため、最適な保管の温度は0~5°Cとされています。
冬であれば室内の気温が低めなので、常温での保存も適していますが、暖房などで室温が高い場合には冷蔵または冷凍での保存をお勧めします。
買ってきたままの丸ごと1個のキャベツであれば、常温での保存が可能です。
一度切カットしたキャベツ傷みやすいので、冷蔵または冷凍で保管するようにしましょう。
また、キャベツの芯を残したままにしておくと、キャベツが成長を続けるので栄養分がとられてしまう可能性があります。
キャベツを買ってきたらすぐに芯を取り除いておくようにすると、栄養分を損なわずにキャベツを美味しく長持ちさせることができます。
キャベツの芯の取り除き方と保湿のコツ
手順
- 芯の周囲に切り込みを入れて芯を取り除く
- 濡らしたキッチンペーパー2~3枚で芯の部分をカバーする
初めてやる場合には少し難しいと感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。
このひと手間を加えておくことで、キャベツを新鮮に保存することができます。
キャベツを常温で保存する場合には、芯をくりぬいて保湿をした後、湿らせた新聞紙で包んでポリ袋に入れ冷暗所で保存するようにします。
このときに芯を下に向けて保存するようにすると、さらに長持ちしますよ。
春キャベツを冷蔵で保存する
次にキャベツを冷蔵で保存する場合について紹介します。
キャベツを冷蔵で保存する場合、野菜室ではなく、冷蔵室で保管するようにしましょう。
それは野菜室の温度設定が冷蔵室よりも比較的高めなためで、キャベツには適していないのです。
冷蔵でキャベツを保存する場合、丸ごとのキャベツとカットしてあるキャベツではの保管方法がちがってくるので、それぞれの場合について紹介していきたいと思います。
丸ごと1個のキャベツを冷蔵で保存する場合
丸ごと1個のキャベツを冷蔵で保存する場合は、次に紹介するように処理をしましょう。
キャベツを丸ごと冷蔵する場合
- 芯を取り除いて、湿らせたキッチンペーパーでくりぬいた部分を覆う
- 濡らした新聞紙などでキャベツ全体を包む
- キャベツをポリ袋に入れて、しっかり口を結ぶ
- 芯の部分を下にして冷蔵庫に保管しておく
半分や1/4にカットしたキャベツを冷蔵で保存する場合
次は、半分や1/4にカットしたキャベツを冷蔵で保存する場合の処理の仕方です。
キャベツを半分や1/4にカットして冷蔵する場合
- 芯の部分をカットする
- 切り落とした面やキャベツ全体を湿らせたキッチンペーパーで覆う
- キャベツをポリ袋に入れて、しっかり口を結ぶ
- カットした芯の部分を下にして冷蔵庫に保管しておく
カットしたキャベツは冷蔵の場合でも、丸ごとのキャベツに比べると傷みやすくなります。
そのため全体をしっかり湿らせて乾燥しないようにして、早めに使うようにしましょう。
乾燥しないように濡らしたキッチンペーパーで保湿し、ポリ袋に入れて保存します。
切り口を下にして冷蔵庫に入れましょう。
春キャベツを冷凍で保存する
千切りやざく切りにしたキャベツは冷蔵の保存にはむかないので、冷凍保存するようにするのがお勧めです。
キャベツを千切りやざく切りにすると傷んでしまうのが早いからです。
千切りやざく切りにしたキャベツを冷凍する場合の処理の方法は以下の通りです。
千切りやざく切りにしたキャベツを冷凍する場合
- 刻んだキャベツの水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密封する
- 平らにして冷凍庫に入れて保存する
- この方法で保存してストックしておくと、カット不要で料理に使えるので便利ですね。
春キャベツの鮮度を維持できる期間は?
常温、冷蔵、冷凍とキャベツの保存方法について見てきましたが、このパートでは、それぞれ鮮度を保って保存できる期間について紹介します。
保存方法によって、それぞれ鮮度を保てる期間が変わってくるので注意しましょう。
常温でキャベツを保存できる期間は?
常温でキャベツ丸ごと1個を保存する場合ですが、適切に管理されていれば3~4日は鮮度が維持できます。
冬場で室温が低いところで保存されていれば、1週間ほどは保存が可能です。
冷蔵でキャベツを保存できる期間は?
キャベツを冷蔵で保存する場合に鮮度を維持できる期間は、それぞれ次の通りです。
冷蔵でキャベツを保存できる期間
- 丸ごと1個のキャベツを冷蔵保存する場合:約2週間
- 半分や1/4にカットしたキャベツを冷蔵保存する場合:2~3日
- 千切りやざく切りのキャベツを冷蔵保存する場合:1~2日
冷凍でキャベツを保存できる期間は?
千切りやざく切りのキャベツを冷凍保存する場合:約1ヶ月
上記にあげた期間はあくまで目安となりますので、もしもキャベツに異常が見られる場合には使うのを避けるようにしましょう。
春キャベツが腐っているときのサインは?
春キャベツが腐って悪くなっているサインは、次のような変化が見られます。
<キャベツの見た目の変化>
- キャベツの葉が茶色く変色する
- キャベツの芯の部分が黒くなる
- キャベツの葉が溶けるような感じがする
<キャベツの臭いの変化>
- 腐敗による刺激的な臭いがする
- 酸っぱい臭いがする
<触感の変化>
- ぬめりが出ている
ただし外見からは正常に見えても中が腐っている場合もあるので注意しましょう。
この記事のまとめ
以上、春キャベツの適切な保存方法や期間、腐っている場合のサインなどについて紹介してきました。
キャベツを美味しく食べられるように保存するためのポイントは、芯をきちんと取り除くこととカットした面の保湿をすることです。
常温、冷蔵、冷凍での保存期間をあらためてまとめておきます。
<常温>
- キャベツ丸ごと1個:通常3~4日、冬であれば1週間くらい
<冷蔵>
- キャベツ丸ごと1個:約2週間、
- 半分や1/4にカットしたキャベツ:2~3日
- 千切りやざく切りのキャベツ:1~2日
<冷凍>
- 千切りやざく切りのキャベツ:約1か月
以上、それぞれの保存期間の目安をまとめましたが、腐っているかもしれないと思うサインが見られる場合は、これらの保存期間にかかわらず使うのはやめておきましょう。
それぞれの保存方法に合わせて適切に管理することで、キャベツを便利に美味しく楽しむことができますよ。